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こどもエコすまい支援事業でリフォーム費用をおさえる3つのポイント

2022年度(令和4年度)に新築住宅やリフォームを考えた人なら1度は聞いたことがある「こどもみらい住宅支援事業」。これは、将来に向け高性能住宅を増やそうという目的で国が補助金を出してくれる事業でした。2023年(令和5年)にも、複数の省庁が手を組み、「住宅省エネ2023キャンペーン」という形で連携した動きを見せています。

そして今回の記事でご紹介する「こどもエコすまい支援事業」は、「こどもみらい住宅支援事業」同様にリフォームを考えている方はチェックしておきたい制度です。名前に「エコ」がつき、事業全体の予算も増えてグレードアップした補助金制度となっています。

この予算というのは 国土交通省の管轄の1,500億円のこと。2022年のこどもみらい住宅⽀援事業の予算が令和3年、令和4年分あわせて1142億円なので、大幅UPしています。それだけカーボンニュートラル実現に向けた住宅を増やしていきたい!と注力している事業ということになります。

クレアストは「こどもエコすまい支援事業」と、その前身である「こどもみらい住宅支援事業」の登録業者です。クレアストへご依頼頂いた際に「こどもエコすまい支援事業」の利用が可能です。(必要な条件が複数あります)

まず気になるのは「自分がやりたいリフォームは対象なのか?」「いくらもらえるのか?」「どこでできるのか?」という点ですよね。

「こどもエコすまい支援事業」の概要と条件についてポイントを簡単にご紹介します。

目次

この記事の3つのポイント

  • 【POINT 1】概要チェック!リフォームは最大30万円、子育て世帯や若者夫婦世帯は最大45万円まで補助金が使える
  • 【POINT 2】こどもエコすまい支援事業の対象となるリフォーム工事の内容
  • 【POINT 3】こどもエコすまい支援事業の注意点

ポイント1:概要チェック!リフォーム最大30万円、子育て世帯や若者夫婦世帯は最大45万円補助金が使える

対象になる人

この「こどもエコすまい支援事業」はリフォームに使う場合はほとんどの世帯が対象になります。

エネルギー価格高騰の影響を受け、子育て世帯、若者夫婦世帯への住宅支援策として、名称に「こども」と付いていますが、ほとんどの世帯が対象。子育て世帯、若者夫婦世帯に該当する場合は、補助金の上限額がアップします。

ただし、補助を受けたい人がリフォームを行う住宅の所有者等である必要があります。「リフォームを行う住宅の所有者等」というのは次の通りです。

  •     住宅を所有していて、実際に住んでいる人(その家族)
  •     住宅を所有していて、賃貸に供する個人または法人
  •     賃貸で住んでいる人
  •     マンションやアパートの管理組合・管理組合法人

いくらもらえるのか?

1戸あたり最大上限額は30万円。子育て世帯または若者夫婦世帯が住んでいる家の場合は上限がUPします。

  • 通常:上限額は30万円
  • 子育て世帯・若者夫婦世帯:45万円

子育て世帯・若者夫婦世帯についての補足として、こどもの年齢または、夫婦の年齢が条件に含まれますので注意が必要です。

子育て世帯とは

申請時点で2004年4月2日以降に出生した子を有する世帯。
​(2023年(令和5年)3月31日までに工事に着手するものについては、2003年4月2日以降)

若者夫婦世帯とは

申請時点において夫婦であり、いずれかが1982年4月2日以降に生まれた世帯。

(2023年(令和5年)3月31日までに工事に着手するものについては、1981年4月2日以降)

ただし、補助金を受けられるリフォームは決まっています。詳しく概要を見ていきましょう。

対象になるリフォーム工事

対象になるリフォーム工事
対象になるリフォーム工事

対象になるリフォーム工事は

  • ①開口部の断熱改修
  • ②外壁、屋根・天井又は床の断熱改修
  • ③エコ住宅設備の設置
  • ④子育て対応改修
  • ⑤防災性向上改修
  • ⑥バリアフリー改修
  • ⑦空気清浄機能・換気機能付きエアコンの設置
  • ⑧リフォーム瑕疵保険等への加入

この8つです。

そのうち、どれかチョイスしないといけない必須工事が①②③です。

①②③のどれかのリフォームにプラスして、関連する選択工事④⑤⑥⑦⑧の対象工事も必要になります。

「必須工事」「選択工事」の合計額が、5万円以上ではないと補助がでないので注意が必要です。(申請時には対象工事に関する証明書が必要になります)

また、「住宅省エネ2023キャンペーン」に含まれている、経済産業省および環境省の「先進的窓リノベ事業」、経済産業省の「給湯省エネ事業」の交付が決定している方は、①②③の条件をクリアしているとみなされます。そのため、①②③を選択しなくても④⑤⑥⑦⑧の工事も対象となります。

リフォーム工事を発注する会社は、事業者登録者であることも条件です。

クレアストは事業登録者ですので、お気軽にご相談ください。

どうやって申請するのか?

「こどもエコすまい支援事業」のリフォーム工事の補助金交付申請は、2023年3月下旬から始まります。終了日は事業の予算が上限に到達するまでになっていますが、遅くとも2023年11月30日までに終了するとされています。申請はクレアストなど登録事業者側で行いますので、ご安心ください。

ポイント2:対象となるリフォーム工事の内容

必須工事について

「こどもエコすまい支援事業」の必須工事は次の3つです。

  • 開口部の断熱改修リフォーム
  • 外壁、屋根・天井又は床の断熱改修リフォーム
  • エコ住宅設備の設置リフォーム

どんな工事か簡単にご紹介します。

【必須工事①】開口部の断熱改修リフォーム

開口部というのは、家の出入口の他、光をいれたり・通風・換気などを目的として壁・屋根に開けられている部分をさしています。具体的に玄関や勝手口・窓や天窓を指す場合が多いです。

対象はガラス交換、内窓の新規設置や交換、外窓の新規設置や交換、ドアの交換になります。事前に登録された型番の製品が対象です。

  • ガラス交換:1枚あたり3,000円~12,000円の補助
  • 内窓設置:1箇所あたり15,000円~31,000円の補助
  • 外窓交換:1箇所あたり15,000円~31,000円の補助
  • ドア交換:1箇所あたり30,000円~45,000円の補助

※窓のリフォーム工事については、家自体の性能によって「先進的窓リノベ事業」のほうが高い補助を受けられる場合があります。ご不明な場合はご相談ください。

【必須工事②】外壁、屋根・天井又は床の断熱改修リフォーム

対象となる製品が決まっていますので、登録済み型番を使用したリフォーム工事を行う場合はぜひ利用していきましょう。(補助額は省エネ基準レベル・ZEHレベルによって変わってきます)

  • 外壁:112,000円~151,000円の補助、部分断熱の場合は56,000円~75,000円の補助
  • 屋根・天井:40,000円~54,000円の補助、部分断熱の場合は20,000円~27,000円の補助
  • 床:69,000円~92,000円の補助、部分断熱の場合は34,000円~46,000円の補助

【必須工事③】エコ住宅設備の設置リフォーム

  • 太陽熱利用システム(1戸あたり27,000円)
  • 節水型トイレ(1台あたり19,000円~20,000円)
  • 高断熱浴槽(1戸あたり27,000円)
  • 高効率給湯器(1戸あたり27,000円)
  • 節湯水栓(1台あたり5,000円)
  • 蓄電池(1戸あたり64,000円)

事前に登録された型番の製品が対象です。

※高効率給湯器の設置については、家自体の性能によって「給湯省エネ事業」のほうが高い補助を受けられる場合があります。ご不明な場合はご相談ください。

選択工事について

「こどもエコすまい支援事業」には、必須工事のほかにいずれかの選択工事の発注が必要です。

  • 子育て対応改修リフォーム
  • 防災性向上改修リフォーム
  • バリアフリー改修リフォーム
  • 空気清浄機能・換気機能付きエアコンの設置リフォーム
  • リフォーム瑕疵保険等への加入

どんな工事か簡単にご紹介します。

【選択工事④】子育て対応改修リフォーム

家事負担の軽減に資する設備を設置する工事、防犯性の向上に資する開口部の改修工事、生活騒音への配慮に資する開口部の改修工事の3つに分類され、具体的なリフォームは下記のとおりになります。事前に登録された型番の製品が対象です。

  • ビルトイン食器洗機(21,000円/戸)
  • 掃除しやすいレンジフード(11,000円/戸)
  • ビルトイン自動調理対応コンロ(14,000円/戸)
  • 浴室乾燥機(21,000円/戸)
  • 宅配ボックス(11,000円/戸)

【選択工事⑤】防災性向上改修リフォーム

ガラス交換については下記のように窓の大きさによって補助額が変わります。

  • 窓の大きさ1.4m²以上だと1枚につき15,000円の補助
  • 窓の大きさ0.8m²以上1.4m²未満だと1枚につき10,000円の補助
  • 窓の大きさ0.1m²以上0.8m²未満だと1枚につき6,000円の補助

外窓交換については下記のように窓の大きさによって補助額が変わります。

  • 窓の大きさ2.8m²以上だと1箇所につき37,000円の補助
  • 窓の大きさ1.6m²以上2.8m²未満だと1箇所につき25,000円の補助
  • 窓の大きさ0.2m²以上1.6m²未満だと1箇所につき15,000円の補助

いずれも事前に登録された型番の製品が対象です。※窓のリフォーム工事については、家自体の性能によって「先進的窓リノベ事業」のほうが高い補助を受けられる場合があるのでチェックしましょう。ご不明な場合はご相談ください。

【選択工事⑥】バリアフリー改修リフォーム

「対象となる工事の基準」を満たしているものであれば、「手すりの設置/段差解消/廊下などの幅の拡張」について登録されている商品を使う必要はありません。

  • 手すりの設置だと5,000円/戸の補助
  • 段差解消だと6,000円/戸の補助
  • 廊下幅等の拡張だと28,000円/戸の補助
  • 衝撃緩和畳の設置だと18,000円/戸の補助

【選択工事⑦】空気清浄機能・換気機能付きエアコンの設置リフォーム

  • 3.6kW 以上のエアコン(1台あたり25,000円の補助)
  • 2.2kW超〜3.6kW未満のエアコン(1台あたり22,000円の補助)
  • 2.2kW 以下のエアコン(1台あたり19,000円の補助)

【選択工事⑧】リフォーム瑕疵保険等への加入

住宅瑕疵担保責任保険法人が対象。補助額は1契約あたり7,000円となっています。

ポイント3:こどもエコすまい支援事業の注意点

「こどもエコすまい支援事業」の注意点についてまとめていきましょう。

注意点は3つです。

  1. 対象期間や対象年齢に条件がある
  2. 予算が達成されると終わってしまう
  3. 同じタイプの工事を複数利用できるが、5万円以上の工事にする必要がある

対象期間や対象年齢について具体的に設定されていますので、この条件からはずれないように注意しましょう。特に子育て世帯・若者夫婦世帯の条件からはずれてしまうと、上限が15万円も変わってきます。せっかく安くなる補助金をみすみす取り逃してしまうことのないようにしていきたいですよね。

2つ目の注意点は、予算が達成されると終わってしまうという点です。こどもエコすまい支援事業は1500億円の予算がついています。大型の支援策とはいえ、予算が達成されると一度終わってしまいます。スピード感をもって計画していきましょう。途中で各省庁から予算消化率などが発表されますので、そこを参考にしていくといいかもしれません。

3つ目の注意点は、同じ住宅で行うリフォーム工事についてです。同じ住宅での上限金額の範囲内でなら同じ工事を複数回申請することができます。ですが、工事の単位で、5万円未満の場合は申請ができませんので複数箇所のリフォームを行う際は金額についてしっかり抑えておきたいところです。

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リフォームは大きな金額が動く工事になりますので、お金・返済計画はしっかり密に考えてから臨みたいですよね。クレアストでは、分割でリフォーム費用をお支払いできる「クレアストのリフォームローン」サービスもご用意しています。

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住宅系の大規模な補助金事業というのは来年もあるかはわかりません。条件がいいときに、気になっているリフォーム箇所をまとめて行っておくのが将来のためになります。

長く住み続ける家だからこそ、適切な時期にメンテナンスしてあげたいですよね。

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