【外壁塗装】色ムラ・剥がれを防ぐための完全ガイド札幌版

「あれ…?塗ったばかりの外壁、なんだかまだら?」その違和感、放置していませんか?
「せっかく高いお金を払って外壁塗装したのに、数ヶ月後に色ムラが見えてきた」
「外壁の一部がパリッと剥がれてる。まさかもう劣化…?」
札幌市でこういった声を聞くことは少なくありません。
実際に私たちクレアストにも、こうした“やり直し相談”が年々増えています。
とくに札幌のような寒冷地では、凍結・雪・寒暖差による塗膜の劣化が早く、一般地域と同じ感覚で外壁塗装をすると、色ムラや剥がれが早期に起きてしまうんです。
この記事では、そんな札幌エリア特有の気候条件を踏まえながら、「色ムラ」「剥がれ」を未然に防ぐための対策をプロ目線で徹底解説。
記事後半では、実際にトラブルが起きた施工事例や、信頼できる業者選びのコツも紹介していますので、どうか最後までご覧ください。

色ムラ・剥がれの原因はコレ!6つの要注意ポイント
外壁塗装の失敗には、必ず“原因”があります。
特に札幌では、全国平均よりもトラブル率が高い傾向にあるため、注意が必要です。
ここでは、札幌でよく見られる「色ムラ・剥がれ」の発生原因を6つに分けて、詳しく解説します。
① 不十分な下地処理
塗装の土台となるのが“下地”。ここをきちんと処理しないと、どれだけ高品質な塗料を使っても意味がありません。
- 高圧洗浄が甘い:苔・カビ・ホコリが残っていると密着不良に。
- クラック(ひび割れ)未処理:冬に水が入り込み、凍結→膨張→塗膜が剥がれる原因に。
- 古い塗膜の除去不足:新しい塗膜が浮きやすくなる。
札幌の住宅では、長年の凍害で目に見えないクラックが隠れていることが多いため、診断の段階で見抜ける業者を選ぶことが最初の防止策です。
② 塗料の選び間違い(寒冷地非対応)
「この塗料、今キャンペーンで安くできますよ」というセールストークに乗って選んだ結果、数年で剥がれてしまった――。これ、札幌では本当によくあるパターンです。
- アクリルや一部の水性塗料は、寒冷地での耐久性に不向き。
- フッ素・無機塗料、もしくは弾性系(ひび割れ追従タイプ)が望ましい。
- 冬場は日射が少ないため、紫外線劣化よりも“凍害”の影響が大きい。
特に朝晩の温度差で外壁が膨張・収縮を繰り返す札幌市では、柔軟性の高い塗料が必須です。
③ 塗布量の不足・重ね塗りのムラ
塗装は「厚く塗ればいい」という単純な話ではありませんが、必要な塗布量が足りないと機能を発揮しないのは事実です。
- 適正な膜厚になっていない→光の反射でムラが出る
- 2回目の塗布が薄いと、下地が透けてまだらに見える
- 塗料の混ぜ不足や塗布方法の違い(職人ごとの癖)でムラになることも
これは、職人の経験値と管理体制の差が大きく出る部分です。
④ 乾燥時間を守っていない
塗装の工程では、下塗り・中塗り・上塗りと最低でも3工程あります。この間に必要なのが「インターバル(乾燥時間)」です。
- 十分に乾いていない状態で重ね塗りすると、塗料同士が干渉しあい、縮みや剥がれが起きる
- とくに湿度が高い日や気温5℃以下では乾燥が遅れる
- 乾燥不良の見極めは、塗膜を“爪で軽く押して戻るかどうか”でも判断できる
きちんと乾燥を待つには工程管理と天候判断ができる施工会社であることが前提です。
⑤ 施工中の気候条件を無視している
札幌の塗装でやってはいけないのが、「無理に工期を守るために雨天や低温でも塗る」ことです。
- 雨上がり直後に塗った → 表面は乾いても内部が湿っている
- 霜が降りた朝に塗った → 微細な氷が塗膜の下に入り込む
これらは後々、早期の剥がれや気泡、白濁(ブリード)の原因になります。
⑥ 経験の浅い職人による作業
同じ「外壁塗装」でも、職人の腕によって仕上がりは大きく変わります。
- ローラーの動かし方ひとつで、光の当たり具合が変わる
- スプレー塗装ではムラが出やすいため、技術と気配りが必要
- 住宅の立地(日当たり・風の抜け具合)に応じて微調整するのが熟練職人
つまり、「安いから頼んだ結果、経験の浅いアルバイトが担当だった」なんてことになれば、色ムラ・剥がれのリスクは一気に跳ね上がります。
「色ムラって塗料の問題じゃないの?」という声、現場ではよく聞きます。でも実際には、下地の水分や気温管理を怠ると、どんな高性能塗料でもムラになります。
以前、塀だけ先に塗ったら、夜露でムラになった…なんて職人あるあるも。
クレアストでは、気温・湿度に応じた施工管理表を用いて、仕上がりのブレを最小限に抑えています。
地味だけど、こういう“ひと手間”が大切なんです。

札幌の外壁に潜むリスクとは?|気候がもたらす劣化の加速メカニズム
「北海道仕様の外壁です」──そう言われて建てた家でも、札幌の厳しい自然環境は想像以上。
どんな塗料・素材であっても、気候と合っていなければ短期間で不具合が生じるリスクがあります。
ここでは、札幌特有の外壁劣化を引き起こす自然条件と、そのメカニズムについて解説します。
◆ 年間50℃以上の寒暖差が外壁を襲う
- 冬は-10℃以下、夏は30℃超え。1年で最大40℃近い差が発生
- 膨張と収縮を繰り返すことで、外壁や塗膜にひび割れが生じやすい
- 塗料の柔軟性が低いと、色ムラ・剥がれに直結
◆ 雪が持つ“重み”と“湿気”のダブルパンチ
- 冬場は雪が外壁に長時間積もり、水分が徐々に染み込む
- 解けると同時に外壁表面が湿気で膨張→凍結→塗膜が浮く
- 排水口・軒天から伝った水が冷えた塗膜を割ることも
◆ 日射・風・積雪量の地域差もリスク要因
- 南向きと北向きで劣化スピードが違う
- 風当たりの強い家は、乾燥スピードがバラバラになりムラが起きやすい
このように、札幌の自然環境そのものが塗膜に大きなストレスを与えているのです。施工前には必ず「地域性」に配慮した判断が必要です。
札幌の住宅って、意外と“南側”が先に劣化することも多いんです。
紫外線の影響で塗膜がパリパリ…なんてことも。雪だけが原因じゃないんですよ。
クレアストでは、立地や方角別にダメージを予測しながら、部位ごとの塗料提案を行っています。
家の外壁は“全部同じじゃない”からこそ、一律施工では守りきれないこともあるんです。

寒冷地に強い塗料の条件とは?|耐候性と柔軟性がカギ
塗料を選ぶ際、「価格」や「人気」だけで決めていませんか?
札幌のような厳しい気候下では、次の2つの性能がとくに重要です。
どんなに有名な塗料でも、この2点が不十分だとすぐに不具合につながることもあります。
◉ 耐候性(雪・凍結・紫外線に強い)
- フッ素系:最上級の耐久性、紫外線にも強く20年超の製品も
- 無機塗料:熱・水・紫外線を弾く超耐久タイプ
- シリコン系:10〜15年の耐久力、コストと性能のバランス◎
◉ 柔軟性(温度差・振動に耐える)
- 弾性塗料:伸縮性能があり、ひび割れにも追従して剥がれにくい
- ラジカル制御塗料:近年注目の次世代塗料、塗膜劣化を抑制
▼ 避けたい塗料の例
- アクリル系(水性)は耐久5年未満。凍害でボロボロに
- 無名メーカーの“格安塗料”は札幌では持たない可能性大
どの塗料を選ぶかで10年後の外観が変わります。札幌では「耐候性」と「柔軟性」を軸に、しっかり比較・検討することが後悔しない塗装への近道です。
👉 詳しい塗料比較はこちらの記事をご覧ください
寒冷地の塗装は「割れないこと」が命。実際、冬に小さなひびが入り、春にそこから水が浸入…なんてトラブルは珍しくありません。
クレアストでは「柔軟性×耐候性」を備えた塗料を選び、弾性下地や温度変化を意識した塗装工程を実施しています。
地味だけど、これが塗装の寿命を伸ばす“プロの裏ワザ”だったりするんです。

正しい塗装工程を知ろう|色ムラ・剥がれを防ぐ5つの手順
塗装は「塗って終わり」ではありません。
美しく、そして長持ちさせるためには、各工程に明確な意味があり、すべてが丁寧に守られる必要があります。
ここでは、色ムラや剥がれを防ぐための基本となる5つの手順を解説します。
① 高圧洗浄|まずは外壁を“素”に戻す
- 表面に付着したホコリ・カビ・苔を水圧で除去
- 洗浄が不十分だと塗料が定着せず、早期剥がれに直結
② 下地補修・養生|クラック(ひび)を放置しない
- モルタル壁ではヘアクラック(細かいひび割れ)が多い
- シーリングは打ち増しでなく「打ち替え」が理想
- 養生の精度が仕上がりの美しさを左右
③ 下塗り(プライマー・シーラー)
- 塗料と外壁を密着させる「のり」のような役割
- 色ムラ・吸い込みムラを抑えるためにも重要
④ 中塗り+上塗り(仕上げ2層)
- 2回塗りで膜厚と色の均一性を確保
- 艶・色の深みはこの工程で決まる
- 中塗りと上塗りのインターバル(乾燥時間)を守ることが必須
⑤ 仕上げ確認・清掃・完了検査
- 塗り残し・艶ムラ・剥がれチェックの実施
- ベランダや窓枠のテープ痕や汚れの除去まで丁寧に
札幌のような気候下では、これらの工程のひとつでも手を抜くと、数年で色ムラや剥がれが発生するリスクが高まります。
工程ごとの精度が仕上がりと耐久性を左右すると心得ておきましょう。
実は「3度塗り」って、ただ塗ればいいわけじゃないんです。気温・湿度・下地の状態に合わせた“間の乾燥時間”をちゃんと守らないと、あとで色ムラや剥がれの原因に。
現場では「今日は風が強いからもう1時間待とう」なんて判断も日常茶飯事。見えない部分こそ、仕上がりの差になります。

信頼できる業者を見抜く!6つの見極めポイント
「どこに頼むか」で塗装の成否は8割決まる――。
そう言われるほど、業者選びは非常に重要な要素です。
以下の6つのチェックポイントを押さえれば、信頼できる塗装業者かどうかを見極めることができます。
1. 現地調査で“下地の話”をしてくれるか
- 劣化状態についての説明が具体的か
- 「チョーキング」「クラック」「サイディング浮き」などの用語を使い、丁寧に解説できるか
2. 使用塗料とその理由を説明できるか
- 「フッ素です」などの単語だけでは不十分
- 「なぜこの塗料が合うのか」を建物の状態にあわせて説明できるか
3. 工程表・施工スケジュールが明示されているか
- 「いつ」「何をやるか」の内容が事前に共有されているか
- 進行が不透明でないかどうかをチェック
4. 保証内容が契約書に明記されているか
- 保証内容が口頭だけでなく書面に記載されているか
- 「どの範囲をどの程度保証するのか」が明確になっているか
5. アフター点検・定期メンテナンスの有無
- 定期点検や無料点検などが行われているか
- 万が一の不具合時に迅速対応が可能か
6. 過去の施工事例・口コミ・写真の提示
- 写真付きの実績紹介ができるか
- ネットでの評判や第三者レビューが確認できるか
上記6点をすべて満たす業者こそ、本当に信頼できるパートナーです。
クレアストでは、これらすべてを“当然の基準”として徹底しています。
よく「社長が見積もりに来る会社は安心」と言いますが、札幌では“現場を知っている人が対応してくれるか”が信頼の分かれ道。
実際に「見積もり時は営業、施工は下請けまかせ」では、後で話が通じないトラブルも。説明の丁寧さや対応の一貫性、“本当にこの人に任せて大丈夫か?”という感覚、大事にしてください。
実際にあったトラブル事例と対策
事例①|築11年 木造住宅|色ムラとツヤムラが目立つ仕上がり

原因:中塗りと上塗りの乾燥不足に加え、職人のローテーションが適切でなかったことにより、塗りムラと艶ムラが発生。
対応:既存の塗膜を一度剥離し、塗料の種類も変更して再塗装。均一で美しい仕上がりを確保。
「今回はプロの目で細部までチェックしてもらえて安心できた」とのお声。
事例②|札幌市東区 アパート|冬場施工で塗膜が剥がれた

原因:気温が5℃以下でも無理に施工を行ったことにより、塗膜が完全に硬化せず剥がれが発生。
対応:塗膜を全面的に剥離し、下地を再処理した上で、寒冷地でも耐久性のある弾性塗料で再施工。
クレアストでは気温・湿度・日照の条件を全工程で記録し、最適なタイミングを見極めて施工しています。
事例③|色選びでイメージ違い、クレームに

原因:小さな色見本だけで決定し、実際に塗装した際に全体の印象が大きく異なってしまった。
対応:事前にA4以上の実寸大サンプルを用意し、屋外での確認とCGによるカラーシミュレーションも実施。
視覚的な誤差を最小限に抑える工夫で、塗装後の満足度を高めています。

色選びの心理学と人気カラー|外壁で「損しない色」とは?
外壁の色は見た目だけでなく、心理的効果や資産価値にも影響を与える大切な要素です。ここでは、札幌エリアにおける人気色や色選びの心理的ポイントについて解説します。
よくある失敗例
- 思ったより明るすぎた/暗すぎた
- 周囲の住宅と調和しない
- 汚れが目立つ色を選んでしまった
人気カラー傾向(札幌エリア)
- ライトグレー・オフホワイト:清潔感があり、経年劣化が目立ちにくい
- ベージュ・サンド系:雪やほこりが目立ちにくく、自然な印象
- ダークグリーン・ネイビー:落ち着きある印象+防汚性に優れる
色が与える心理的効果
- 青系:冷静さや安心感を与える(北向きの家におすすめ)
- 暖色系:温もり・親しみやすさを感じさせる(木造住宅と相性◎)
クレアストでは、外壁塗装をご検討の方に向けて無料カラー診断も行っています。
「昔はベージュ系が主流でしたが、最近は“グレージュ”が静かな人気」と現場でもよく聞きます。
外壁の色選びって、実は“隣家との相性”や“雪が積もったときの見え方”まで関係してくるんです。
よくあるのが「思ったより派手だった…」というケース。色選びこそプロのシミュレーション活用がおすすめです。
DIYはどこまで可能?プロと素人の明確な差
外壁塗装はDIYで補修できる部分もありますが、プロとの仕上がりには圧倒的な差が出るのが実情です。
自分でできること
- 小さな剥がれの補修(タッチアップ)
- 軒下など目立たない箇所の補修
こんなリスクもあります
- 下地処理が不十分だとすぐ再発
- 塗料の性能を発揮できない(撥水・密着性)
- 色ムラがかえって目立つ
- 高所作業による落下事故のリスク
塗装は単なる作業ではなく、“工芸”です。プロによる丁寧な施工が、美しさと耐久性の鍵を握ります。
DIYでの塗装、「刷毛を持つのは楽しいけど、仕上がりは…」という声、意外と多いんです。
塗料の希釈ミスや養生不足、そして“下地処理の甘さ”は素人DIYで最も多い失敗例。
プロは“塗る前”に8割の時間を使うと言われるほど、下準備が勝負どころ。見た目以上に“見えない差”が仕上がりに出ますよ。
よくある質問(FAQ)
- Q1. 塗装の色ムラって自然に直ることはありますか?
- いいえ、基本的に自然には直りません。塗り直しが必要なケースがほとんどです。
- Q2. 剥がれが起きた場合、すぐ施工会社に連絡すべき?
- はい、保証期間中であれば無償対応の可能性も。写真を撮って証拠を残しましょう。
- Q3. 塗装後すぐに雨が降ったけど大丈夫?
- 乾燥前だと影響が出る可能性があるため、施工業者に確認を。
- Q4. 自分で塗料を買って施工だけ依頼するのはアリ?
- 原則非推奨。塗料と施工技術はセットで品質が決まります。
- Q5. 一部だけの補修って可能?
- 状況によりますが、色合わせの難易度が高く、部分補修はプロの判断が必要です。
- Q6. 塗装前にどんな準備が必要?
- 周辺の片付けや洗濯物の管理、隣家へのご挨拶などが必要になります。
- Q7. 冬の塗装はできないの?
- 札幌では基本的に11月〜3月の施工は避けられることが多いです。
- Q8. 足場って本当に必要?
- 必須です。安全性と仕上がりの均一さに直結します。
- Q9. 塗料のにおいはどのくらい残りますか?
- 揮発性の強い塗料は2〜3日残ることがあります。水性なら比較的早く消えます。
- Q10. 見積書でチェックすべき項目は?
- 塗料名・工程数・保証内容・面積・単価。この5つは必須チェックです。
外壁チェックリスト|自分でできる劣化診断
チェック項目 | ✔ |
---|---|
外壁を手で触ると白い粉(チョーキング)がつく | ☐ |
外壁に細かいひび割れが見られる | ☐ |
色あせやツヤの消失が気になってきた | ☐ |
外壁表面に黒ずみやカビ・苔が見られる | ☐ |
コーキング(目地)の隙間や剥がれがある | ☐ |
塗装から10年以上が経過している | ☐ |
以前と比べて暖房・冷房の効きが悪くなった気がする(断熱劣化) | ☐ |
1つでも当てはまったら、まずはプロの無料診断をおすすめします。
まとめ|色ムラ・剥がれを防ぐには「札幌仕様」の知識が鍵
札幌市の外壁塗装で後悔しないためには、気候に合った塗料の選定と、正しい施工管理が何よりも大切です。
- ✅ 色ムラ・剥がれは「下地処理」と「乾燥管理」で防げる
- ✅ 札幌では弾性塗料や無機塗料の選定がベスト
- ✅ 業者選びで失敗しないことが最大のリスク回避
- ✅ 色選びや施工事例も含め、実績と信頼性を確認しよう
クレアストでは、札幌の気候に特化した施工技術で、長期にわたり美しく保てる外壁塗装を提供しています。
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