知らないと損?外壁塗装・屋根塗装に関する消費者センターに寄せられたトラブル事例
外壁塗装や屋根塗装などは、リフォーム工事のなかでも比較的高額な契約です。そして近年では訪問営業による修理の勧誘なども非常に多く、全国でもさまざまなトラブルへと発展しているケースも少なくありません。このようなトラブルは、それぞれの自治体に設置されている消費者センター(消費生活センター)が相談の窓口となっています。
今回の記事では、消費者センターに寄せられた外壁塗装や屋根塗装に関するトラブルや相談事例をご紹介しています。
「訪問してきた業者があやしい」
「頼んでいないのに善意で調査にくることはあるの?」
「入っていたチラシがどうも都合の良いことしか書いてないのではないか?」
・・・疑問に思うこと、違和感を感じる会社というのはいつの時代もいます。
ぜひこの記事をチェックして、悪質な会社への依頼を未然に避けられるようにしましょう。
目次
消費者センター(消費生活センター)とは?
消費者センター(独立行政法人国民生活センター)とは、商品やサービスに関する苦情や問い合わせ、消費者からの相談などを受ける機関です。
商品購入に関する各種トラブルについて話を聞くだけでなく、事業者と交渉するための手段や解決策などについてのアドバイスをしてくれます。
また相談員が事業者と直接交渉を行うことで、被害の解決や回復を図ることもあります。各地方自治体に設置されており、基本的にお住まいの自治体の消費者センターにて相談を行います。
外壁塗装・屋根塗装に関する相談で多いものは?
それでは最初に外壁塗装に関する相談で多いものはどういう内容なのかをまとめていきましょう。
相談で多いのは「施工内容に対する不満や顧客対応の悪さなどに関するもの」が目立ちます。また、施工会社スタッフや作業員の対応の悪さや説明不足などに対する不満などから、トラブルへと発展しているケースも少なくないようです。
2018年度から2023年5月現在までに、全国で多くの問い合わせや相談が寄せられています。
2018年度 相談受付件数 | 4,125件 |
2019年度 相談受付件数 | 4,381件 |
2020年度 相談受付件数 | 3,731件 |
2021年度 相談受付件数 | 3,982件 |
2022年度 相談受付件数 | 3,842件 |
2023年度 相談受付件数 | 364件(5月時点) |
北海道・東北エリアのみの件数は以下の通りです。
2018年度 相談受付件数 | 186件 |
2019年度 相談受付件数 | 202件 |
2020年度 相談受付件数 | 148件 |
2021年度 相談受付件数 | 147件 |
2022年度 相談受付件数 | 185件 |
2023年度 相談受付件数 | 22件(5月時点) |
※商品・サービス:工事・建築・加工,塗装工事で集計(防水工事は含まず)
屋根塗装や修理に関しては、2018年から2020年までの間に1万7千件、2021年から2023年までこの3年間で1万5千件以上もの相談が寄せられています。
屋根工事では訪問営業による勧誘や契約、高額請求に対するトラブルなどが目立ちます。
リフォームや屋根塗装の専門家を名乗る調査員が突然訪ねてくると、どうしても怯んでしまいますよね。普段見えない部分のことなので、メンテナンスをないがしろにしている場合は負い目もあるのでしょう。
「他の家の工事で通りかかったが屋根が劣化しているので調査させてほしい」というように取り入るという、「善意を建前として訪問してくるケース」だとなかなか断ることができません。そのまま調査を許してしまうと、そのままずるずると高額工事を発注してしまうという流れができあがっているとのことです。
ほかに屋根塗装やリフォーム工事等の、不備や瑕疵に関するトラブルなども多いです。
2018年度 相談受付件数 | 5,068件 |
2019年度 相談受付件数 | 5,765件 |
2020年度 相談受付件数 | 6,653件 |
2021年度 相談受付件数 | 7,245件 |
2022年度 相談受付件数 | 7,699件 |
2023年度 相談受付件数 | 760件(5月時点) |
上記のデータをさらに深掘りし、北海道東北地域にエリアを絞ってみましょう。いずれも下記の通り多くの相談が寄せられています。
2018年度 相談受付件数 | 112件 |
2019年度 相談受付件数 | 117件 |
2020年度 相談受付件数 | 85件 |
2021年度 相談受付件数 | 158件 |
2022年度 相談受付件数 | 177件 |
2023年度 相談受付件数 | 21件(5月時点) |
外壁塗装に関する消費者センターに寄せられたトラブル事例
それでは具体的に「知っておきたい」トラブル知識をまとめていきましょう。
全国の消費者センターには、外壁塗装に関するトラブルや相談が、多数寄せられています。以下は実際にあった、相談やトラブルの事例です。
外壁塗装トラブル(問い合わせ内容)のまとめ
・自宅の外壁等塗装工事を発注したが工事業者のスタッフ管理、施工内容が杜撰で顧客対応も悪い。どうしたらよいか。
・所有するマンションの防水工事を依頼したが、工事が杜撰で再修理しても直らない上、これ以上はできないと言われ、納得できない
・訪問したリフォーム業者へ依頼した外壁塗装工事の解約を申し出たら、違約金を請求された。支払わなければならないか。
・外壁塗装中の業者が勝手に縦樋の留め金具を抜いた。雨水の浸入等起きたら、業者に賠償を求めたい。どうしたらよいか。
・インターネット検索で見つけた外壁塗装を依頼したが見積書に書かれた溶剤を使わず色が異なる。見積書通りにやり直してほしい。
・外壁塗装をした壁面にピンホールがたくさん出来ている。耐久性に問題があるのではないかと心配だ。
・外壁塗装工事の保証期間内だがベランダや屋根付近の壁にひび割れが発生した。業者に対応を依頼したが、改善せず納得できない。
トラブル事例のまとめ
外壁塗装に関した消費者センターの相談については、施工内容や仕上がりに納得がいかないといったものや、リフォーム会社へ不備を訴えたのに取り合ってもらえなかったといった相談が多く見られます。
金銭的なトラブルでは、解約時の違約金の発生や解約の拒否などの相談などが寄せられているようです。お金に関する情報・見積に関した契約内容はキチンと確認し、説明をしてもらうことが未然にトラブルを回避する一助になりそうですね。
屋根塗装に関する消費者センターに寄せられたトラブル事例
屋根塗装や修理に関する相談やトラブルには、以下のような事例があります。
・屋根瓦の部分修理の見積もりを依頼したら、当初の想定金額の10倍の金額になっていた。現地調査費を請求されたが支払いたくない
・突然訪問してきた事業者に屋根を点検するよう勧められ、修繕が必要と言われた。屋根から工事音が聞こえたが、壊されていたら困る
・自宅を訪問したリフォーム業者から「屋根が壊れている」と言われ、屋根塗装工事等を契約したが怪しいのでクーリング・オフしたい
・リフォーム業者に自宅の屋根の修繕工事を依頼したが、急かされて契約したのでクーリング・オフを申し出たが今後が不安である。
・補助金と保険金が受給できると勧誘され屋根工事の契約をし、代金を前払いしたが虚偽だった。工事も完成しないので返金してほしい
・1か月前に自宅に来た訪販業者と屋根や外壁塗装等の契約をした。土台の補修が塗装だけで金額が高い。減額してほしい。
・屋根リフォーム工事終了直後、屋根材の傷から錆が出始めた。施工に問題があると主張したが業者は塗装対応と言う。納得できない。
・4年前屋上防水と外壁の塗装を依頼。床に膨らみがいくつもできクラッチや錆ができた。修繕を求めたが対応しない。
トラブル事例のまとめ
屋根塗装や修理においては、突出して訪問営業によるトラブルが圧倒的に多いです。
雨漏りなどの不安をあおり、半ば強引に契約を迫られるケースも少なくありません。金銭に関するトラブルでは、相場よりも高い金額による見積もり額や補助金関連でのトラブルが目立ちます。
訪問してくる会社のなかには大手会社を名乗って「安心」させようとする手口も十分考えられます。必ず、自分から問い合わせ・見積もり依頼を出した会社以外の訪問についてはお断りするようにしましょう。
クレアストではこうしたトラブルはありません
クレアストでは北海道・札幌市を中心に、多くのお客様の暮らしの中で、広くリフォームサービスを提供してまいりました。もちろん、外壁塗装や屋根塗装に関するご依頼もございます。
トラブルで別の会社から外壁塗装会社を変えたい・再検討したい、などございましたらお気軽にご相談くださいませ。>>札幌で低価格な外壁塗装ならクレアスト
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